去る金曜日4月23日、「石垣市民防災の日(毎年4月24日)」を前に、全児童を対象とした津波避難に係る講話を開催しました。その講話の講師として、石垣島地方気象台の地震津波防災予報官をお招きすることができました。講話の冒頭、紙芝居による津波時における避難方法についてすごくわかりやすいお話をいただき、さらに多くの映像等において身に迫る説明を拝聴することができました。・・・八島っ子一人ひとりは終始、真剣な表情でその説明等に聞き入っていました…。
講話の中、「避難する際に大切なことは…?」や、「八重山地区の年間の地震発生数は何回…?」等々、いくつかの興味深い質問があり、それら一つ一つに対しても一人ひとりが自分事として真剣に回答している様子がうかがえました。
最後の質問タイムにおいては、活発に複数の質問が挙がり、その1つに「サザンゲートブリッジに避難しても大丈夫ですか?」という質問がありました。家族等でその近くでよく釣りを楽しむことの多い八島っ子にとっては興味深い質問…。その回答としては、「津波によって流された船等が橋げたにぶつかって、その橋が壊れる可能性があるので、橋への避難は非常に危険です・・・。」とのことでした。
眼下に、石西礁湖という世界有数の珊瑚礁群の広がる豊かな自然環境に恵まれている本校ですが、一方では地震津波時における避難の重要性が最も高い学校とも言えます。今後においても、今回の講話内容等を八島っ子一人ひとりが自分事としてしっかり認識できるように防災に係る取組を進めると共に、万が一の際には、より迅速に避難行動を展開し、全児童が確実に避難できるよう常日頃から教職員一丸となって、地震津波時等に係る共通理解を深めて参ります。
保護者の皆様、地域の皆様、一層の連携をよろしくお願い致します。※講話後に計画されておりました「第1次及び最終避難場所までの避難訓練」は雨のため5月21日(金)へ延期となりました。