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2017/11/21

第7回沖縄県新聞スクラップコンテスト

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 上記の大会において、本校の中学3年生である石垣文蘭さんが、感想文部門で県知事賞を受賞しました。


小規模校の抱える問題
石垣 文蘭
 私は、2月26日木曜日の沖縄タイムスに書かれていた「母校に感謝、閉校惜しむ」という言葉に引かれて読みました。この記事は、創立69年の有銘中と小中併置校として68年前に創立した高江中が4月から東中と統合する事が書かれていました。
 私の通う崎枝小中学校も、小学生9人、中学生8人の小さな学校で中学生の人数は有銘中の11人より3人少ないです。
 中学校は、私が小学生の頃と比べるとだんだん人数が増えてきているものの反対に小学生の人数は減ってきています。理由は、崎枝小学校に2年連続で新1年生が入学してこないからです。2年間の穴は大きく、寂しいものですが崎枝校には小さい学校なりの良さがたくさんあります。一番良い事はいじめという問題もなく、校庭にはカンムリワシやアカショウビンがいて、教室からは海が見えて空気もきれいです。そんな崎枝校が閉校となったら私は悲しいですが、児童生徒の人数が減ってきているため、有銘中や高江中のように別の学校に統合するという話が私が小さい頃にでてきました。学校の先生や地域の方々は崎枝小中学校を別の学校と統合させなくても良いように手を尽くしてくれました。
 学校の先生方は、地域に住んでいる今年小学1年生になる子がいる家庭に崎枝小学校へ入学するようにお願いをしに行ったそうです。
 地域の方々は、地域に住んでいる子ども連れの家族が少ない事や住宅があまりないため、外から人が入って来ない事が原因なのではと考えています。そのため、教育委員会や石垣市に崎枝地域に住宅を建てるようにと公民館役員や地域の方が今、一生懸命頑張っています。
 地域に住んでいるおじさんやおばさん、また、児童生徒の両親の中には崎枝小中学校を卒業した人がたくさんいます。なので、学校に対する気持ちや思い出の数は在校生である私たちよりも大きいと思います。
 私は小学1年生から中学3年生の現在までの約八年間、崎枝小中学校で過ごしてきました。他の学校と違って人数が少ない分、苦労する事もありましたがそのたびに一回り、二回りも大きく成長できました。小学校、中学校に生徒が0という数になるまでは地元に学校がある人だから、閉校とか他の学校に行くという事はしたくないです。また、小さい学校なりの良さとして先生方と仲良くなったり、授業でわからない所があればすぐに教えてくれたりと良い所がたくさんあります。私はそんな小さな学校が統合でなくなってほしくないです。そのためにまず、周りの人に崎枝の良い所を教えたいし、住む所がたくさん出来て新しい仲間が来てくれたらと私は思います。



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