石垣市立崎枝小中学校
学力向上推進報告書
Ⅰ 確かな学力の定着
1 朝の帯タイムの取組
☆小学校
学習タイム・・・国語・算数だけでなく、デジタル教材等を活用しながら理科や社会科も行う
・国語 - 音読(今月の詩、単元教材)、漢字ドリル、辞書早引き等
・算数 - ます計算(四則計算・・・整数、小数、分数)
・学習カルタ - ことわざ、四字熟語、故事成語、都道府県名等
・デジタル教材 - 国語、算数、理科、社会の単元内容や学習用語等
☆中学校
基礎力タイム・・・主要5教科を週ごと取り行う。金曜にはテストを実施
2 補習指導の取組
(1)ねらい
学習した内容や既習事項を繰り返し学習することによって、基礎学力の定着を図る
(2)実施方法
・放課後(帰りの会終了後、10分間)
・夏休み強化学習会
3 家庭学習の取組
(1)授業と連動、児童生徒の実態に応じた課題を与える
(2)家庭学習強化月間を設け、家庭学習の充実、強化を図る
・家庭学習帳の活用
・漢字力、計算力テストの実施等
4 授業力の向上
(1)校内研究の充実
テーマ:「他者とかかわりながら課題解決に向かい、『問い』が生まれる授業の工夫」
~教科等による「見方・考え方を働かせる」授業改善を通して~
小学研究授業 小3・4 道徳 中学研究授業 中3 道徳
(2)日常的な授業実践
①めあて、まとめ、振り返りの提示
②具体的、明確な発問の工夫
③言語活動の充実(考えを持つ、自分の考えを書く、自分の考えを伝える、考えを交流させる等)
④振り返り活動の取組(本時の学習内容の定着・確認、「わかる」喜び等)
(3)教室掲示の充実
5 読書活動の充実
(1)読書月間の取組
①図書委員会による取組(集会の運営、読書クイズ)
②各学級による取組(読書感想文・感想画、読書標語)
③先生方による読み聞かせ
(2)保護者による読み聞かせ
(3)図書貸し出し状況
Ⅱ 豊かな人間性の育成
1 体験活動の充実
○朝のボランティア活動、清掃活動の実施
○栽培活動の取組
2 自分の考えや意見をまとめ、伝える取組
○日常的な授業実践
○行事や集会
3 いろいろな集団との触れ合い
○異文化交流・・・英語の学習、外国語活動(小)、国際理解教育の充実
○集合学習の実践
4 夢や希望を育む取組
○キャリア教育の充実・・・特別活動の充実、ジョブシャドウ(小)、職場体験(中)
Ⅲ 健康・体力の向上
1 食育教育、健康・安全教育の取組
○食育指導 ― 食育の日の設定
○交通安全教室
○避難訓練(不審者対策、火災・地震・津波対策)
2 体力の向上にかかる取組
○チャレンジタイムの取組(小)
○部活動の取組(中)
○水泳指導の充実・・・泳力調査(小3以上)の結果、小学生25m以上、中学生200m以上を達成
Ⅳ 基本的な生活習慣の育成
1 規範意識の徹底
○生活目標の意識化(日常的な取組)
2 生活リズムの確立
○生活アンケートの実施
Ⅴ 成果と課題
成果
☆ 年度当初に帯びタイムの計画を話し合い、実施することで流れがスムーズになり、児童生徒も集中して取り組むことができた。
☆ 補習指導の成果が現れつつある。(諸テスト、検定試験等の成績の向上)
☆ 家庭学習強化月間の取組を通して、保護者が関わりを持って行うノート学習がより充実しつつある。
☆ 朝のボランティア活動は異年齢の関わりが持てるよい機会である。
☆ 栽培活動や行事では、上級生(中学生)が下級生の手本となり、活動することができた。
☆ 集合学習やジョブシャドウ、職場体験を通して、人と関わりながら共に学ぶ力を高めることができた。
☆ 食育の日の講話や栽培活動を通して、「食」への意識を高めることができた。
☆ チャレンジタイムの取組や部活動を意欲的に取り組んでいる。
☆ 学校生活の中で、「ベル着」や始業前の準備等、学習に向かう姿が定着しつつある。
課題
☆ 家庭学習について、今後も協力を得ながら、意識の向上や基礎的・基本的な学習事項の定着を図りたい。
☆ 大勢の中で活動する経験が少ないので、同年齢集団の中で進んで自分の考えを発表できない場合がある。
☆ 朝、元気のない姿が見られる。(1校時)
☆ 基本的な生活習慣(洗顔、歯磨き)の定着が弱い。
☆ ゲームやテレビ視聴に関する家庭でのルール作り。