社会がますます複雑多様化し、子どもを取り巻く環境も大きく変化する中で、学校が様々な課題を抱えているとともに、家庭や地域の教育力が低下し、学校に過剰な役割が求められています。
このような状況のなかで、これからの教育は、学校だけが役割と責任を負うのではなく、これまで以上に学校、家庭、地域の連携協力のもとで進めていくことが不可欠となっています。
学校支援地域本部は、これまでのそれぞれの学校において行われてきた学校を支援するボランティア活動を組織的なものにすることで、より効果的に学校の支援を図ろうとするものです。
具体的な支援は、学校側の要望に応じて、コーディネーターを中心に地域住民が学校管理下における教育活動を支援するものです。
学校と地域の連携体制を構築するために、学校支援地域本部を設置します。本部に配置されたコーディネーターが、学校と地域の橋渡し役となり、学校のニーズに応じた学校支援ボランティアの募集や派遣を行います。
ボランティア活動の事例としては、
・読み聞かせやプリントの丸付け等の学習支援活動
・クラブ活動・部活動の指導
・環境整備
・登下校安全指導
・学校行事の補助
などがあります。